-handmade furniture-
Hasegawa
youtube ・ instagram ・ twitter やってます！
チャンネル登録、フォローお願いします♪
桐和箪笥&黒檀間箪笥のリメイク
長年お使いいただいている桐箪笥は、洗い直す方法以外に、形を作り変えて修理するリメイクという方法があります。
例えば、三段重ねの和箪笥なら、それぞれ個々のチェストに作り変える等です。
古くなった箪笥も、リメイクすれば現代のお部屋にマッチする家具や収納へと変わることができます。
今回は、ご自宅の蔵に保管されていた、桐の和箪笥と、黒檀の間箪笥のリメイクのご依頼を、このHPをご覧になり、ご連絡頂きました。
二竿共、一部を使用して、桐はサイドボードに、黒檀はTVボードに作り変えました。
BEFORE
AFTER
和箪笥の上段と下段を並べてサイドボードにリメイクしました。
天板、台輪は新しくお作りしています。面木は全て新しく張り替えています。
とても横幅が長くなったので、現場で組み立てて、設置させていただきました。
金具は全てメッキ直しさせていただき、お色は金消しに変更になっています。
表面の傷は、カンナで削り直しました。桐箪笥は、傷がついても削り直せるのが何代にも渡りお使いいただける所以です。
小箱も洗い直し、裏板の割れは桐材を埋めて補修しています。小箱の金具は、新しいものをお付けしています。
中は拭き掃除し、エアーで埃を払っていますので、すぐにお使いいただけます。
こちらは、黒檀の間箪笥です。上段の左右を使用して、TVボードにしました。
BEFORE
AFTER
抽斗の上段は、前開きの扉に変更し、スモークフィルムを貼ったガラスをはめ込んでいます。枠は、使わない部分から製作しました。
天板は、強度を出すため、新しい材料で製作しています。
天板部分から、二箇所配線孔を開け、キャップを取り付けていますので、上段にDVDデッキ等を収納し、その配線を出すことが可能です。また、ガラス扉なので、リモコン操作もできます。
塗装は、オイルフィニッシュです。
金具のお色は、古美色です。
扉は新設したので、金具もほとんど新品を使用しています。
抽斗の菊座、横の棒通しは、元の金具をメッキ直ししたものを使用しています。
足元は、ストッパー付きのキャスターを取り付けていますので、お掃除の際移動が簡単です。
納品させていただいて、黒檀のお色がとてもリビングの雰囲気に合っていると感じました。
これからも長くご使用いただけると、嬉しく思います。
この度は、ご連絡いただきまして、誠にありがとうございました。