抽斗 削り込み
抽斗(ひきだし)を削り込んでいます。
桐箪笥の抽斗は、箪笥の胴体に収まるように、鉋で削ってサイズを合わせていきます。
サイズが合っているか、確認しながら・・・
横と後ろが削れれば、前も胴に合わせて削っていきます。
こうして箪笥の要と言える抽斗を仕上げていきます。
削り方が足りないと、抽斗の出し入れが硬いですし、ゆるすぎても防虫・防湿の効果が低下します。また、季節や部屋の湿度により、桐自体が膨らんだり、縮んだりしますので、それも見越して調整し、仕上げていかなければいけません。
抽斗の削り込みは、職人の技が光るところです!
胴体と抽斗がきっちり隙間なく収まっているのは、丁寧に作られた『良い箪笥の証拠』だと思います。^^
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