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砥の粉塗り


美里型の和箪笥に入れる盆を塗っています。


桐箪笥 砥の粉塗り

砥の粉塗りは、塗り始める前に、まず浮造り(うづくり)という植物の固い繊維を束ねた道具で表面を擦り、柔らかい木目(冬目)を潰し、固い木目(夏目)を浮き立たせます。


浮造り 桐箪笥

固くて細い繊維がたくさん束ねられています。


浮造り 桐箪笥

力を入れて擦ります。ゴシゴシといい音を立てています。(また動画に撮ってお見せしたい...)

擦り終わったら、塗っていきます。


砥の粉塗り 桐箪笥


液が垂れないように、そして、砥の粉が乾かないように注意しながら、素早く刷毛を動かします。(垂らさないように!)

盆の場合は、四方を塗るので、暑い日だと前を塗っているうちに後ろが乾いてきたり!手早く手早く、液だまりができないように仕上げていきます。

逆に冬場は乾きが遅いので、ムラにならないように乾かしていきます。

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