グレース四段

日本の伝統色、赤黒グレース四段のご紹介です。

グレースの方は、赤はベンガラ、黒は松煙という昔から使われてきた塗料を刷毛塗りしています。

その上から、シェラックという少し褐色のツヤのあるクリアな塗料を、これも刷毛塗りしています。

シェラックは従来の砥の粉塗装の欠点であった、水を弾きますので、汗等でシミになったりはしないです。

また、桐の長所である通気性は確保されたままですので、安心してお着物の収納にお使いいただけます。

シェラックはお薬のコーティング剤として使用されている、人体に安全な素材です。

グレースは、胴板、天板を厚く作り、前面に太い無垢の桐材を貼って抉って（えぐって）いますので、前部分は丸めています。

今回の四段は、最下段の抽斗を深く作っています。

上三段は、同じ深さでお作りしています。

少しだけ見えているのはしきり板で、抜き差し可能なのでお好きな幅で抽斗をお使いいただけます。

上三段にはお着物、最下段には革のカバンや作り帯なんかを収納いただけるとこの箪笥一本で着物のお支度は全て収まるのではないでしょうか。＾＾

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