桐箪笥の洗い直し
同じお客様から、小袖の桐箪笥を二竿と桐の飾り棚の洗い直し・修理依頼を承りました。
(↑この小袖箪笥は、台輪はありませんでした)
年数は経っていますが、非常に良い品物でしたので、しっかり洗い、修理再生させて頂きました。
特に飾り棚は、細工が凝っていて、ほとんどの部分が取り外し可能でした。
扉部分は、蒔絵と螺鈿細工が施されていましたが、螺鈿が取れてなくなっていたり、扉の取り付け部分の劣化がひどかったので(扉は金具が劣化して折れ、外れていました)、扉は新しく作り替えました。
大きな割れや反りはなかったのですが、小傷がたくさんあり、又、飾り棚は一つの抽斗に鍵が2個取り付けられていて、大きな穴があいてしまっていたので、その部分は抜き取って、新しい木を埋めています。
引き戸、棚部分の金紙は、新しく張り替えました。
↓修理完成品↓
三竿とも、見違えるように綺麗になりました!(^∇^)
小袖箪笥二竿は、面木を貼り替えています。
面の縁の赤は、ベンガラで塗装しています。
台輪も、二竿とも新しく作り替えました。
(修理前↓)
↓
(修理後↓)
時間の経過で、空いていた部分もきっちり埋めて補修しています。
全体にあった小傷も修復、削り直して綺麗になっています。
飾り棚は、装飾がなくなった分シンプルなデザインになりましたが、見違えるように綺麗になりました。
金具は三竿共、メッキ直しし、再び取り付けています。飾り棚の小さい金具は、修理できませんでしたので、新品に交換させていただきました。(同じ金具はもうないとのことでした)
古美色にメッキ直ししています。
長くなってきたので、詳細は、HPの方に後日アップしますね!(^ ^)ノ★
*和歌山で、桐たんすをメインにオーダー家具の製作や、家具の修理を行っております。
桐たんすは、リメイク、洗い直しも承りますのでお気軽にお問い合わせください。
(リメイクや洗い直しのお問い合わせの際は、お直しする箪笥のお写真をメールで添付いただけるとお話がスムーズにできますのでご協力いただけると助かります。)
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